日本列島の誕生 (岩波新書)価格: 840円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 日本列島の形成の歴史が、とてもダイナミックなものであることがわかります。
* 日本列島の大部分は、海洋プレートが沈み込む際に、プレート上の堆積物が大陸縁部で削り取られてできた(付加体)
* 元々中国南部にあった日本列島の太平洋側は、約1億3000万年前に北に移動して現在の日本海側に並んだ。中央構造線はその横ずれの名残り。
* 約1700万年前に日本海が拡大して大陸縁部が大陸から離れ、海が流れ込んだことによって日本は島となった。
これらが詳細に解説されており、図も多いので、とてもわかりやすいです。他にも、日高山脈や伊豆 |
知ればトクする天気予報99の謎 (二見文庫)価格: 630円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 この本は「気軽に読める天気の本」という感じです。
民間の気象予報会社だからできる記述内容です。
たとえば、一部詰めが甘いかなという点があっても、そうではなく、誰にでも取っつきやすい、わかりやすい表記を目指したんだろうと思います。
いろいろと天気予報とこんな所が関係しているとか、一見天気予報が関係していなさそうな業界ともつながりがあったりと、世界最大手の民間気象会社の裏が垣間見られる一冊です。 |
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地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)価格: 1,785円 レビュー評価:4.0 レビュー数:5 温暖化予測の専門家が、モデルの概要をわかりやすくかつ客観的に解説してくれている。
温暖化予測について知識として知っておくには、最適の本だろう。
モデルで考慮しているパラメータ、予測する対象、予測の不確定性等、平易な表現で説明されており、わかりやすい。
著者も書いてあるとおり、まさに、理系の人にはわりとすんなり、文系にはちょっと難解というさじ加減の内容になっている。
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天気と気象―大人の「科学」と「学習」価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 書店で本書を手に取り、全ページカラー刷りなのが初見、好印象でした。
カラー刷りですので、例えば前線面の暖域・寒域等の表現、地上天気図・高層天気図での色鉛筆による色分けの手法の紹介等、一色刷りの本では得られなかった色によるストレートな表現がすばらしいです。肌身感じられる地上の気象現象の解説(全面カラー写真の10種類雲形にはさり気なく国際式天気記号が添えてあり筆者のセンスが伺えます)から、天気図解析に関して、地上天気図に限らず、高層天気図までを含め解説してあり、気象を総観的に捕らえるセンスを身に付けることができます。
気象学初学の方(小学校高学年程度で気象に興味のある子な |
薬局調剤の基本―処方せん受付から調剤、鑑査、服薬指導まで (ビジュアル薬剤師実務シリーズ 1)価格: 3,360円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 実務実習のコアカリキュラム表もついているし、ナンバーも書いてあるので、実務実習に役立ちそうです。
「ある薬局の例」であって、すべてを網羅しているわけではありません。本を読み進めながら「この本に書いてあるこの部分は、うちの薬局ではこうなるんですよ」という解説を追加していけるのが、教える側にとっては、学生から「それは知ってます!」とか言われずに済んで有難いなー…。
塗り絵的な、「基本は描いてあるから、いろいろな色をつけたり、新しい線をいれたりして、完成させてください」というタイプの本なのかも。とりあえず私は、人物写真にはヒゲを落書きしておきました。
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築日本一うまい魚のごはん―地魚河岸の若旦那が教える価格: 1,365円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 いきなりの“日本一うまい”に胡散臭さを感じつつ表紙を開いてみると、あっと言う間にひきこまれてしまいました。
出てくる料理、出てくる料理、もう食べたくてたまらんっ!
しかも本当に秀逸だと思うのは、著者の言葉通り『有名飲食店を渡り歩くより、毎日魚をいじくることが大事』っていう思想が全編を通じて貫徹しているところ。
私も魚はほとんど扱えません。たまに三枚卸しなんかに挑戦した日にゃぁもう魚グチャグチャ(笑)。
でも悪戦苦闘しながらできあがった“作品”を前にした時の感動は、そりゃあ経験した人にしか分かるまいっ!
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図解 気象・天気のしくみがわかる事典価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 温暖化などの最近の異常気象についても詳しく、かつ、天気図の読み方がとにかくわかりやすく載っているのが評価できます。
天気図に関する記号やつけ方なども個々が大きく見やすい。
新聞やテレビのニュースなどで登場する、天気図がわかるようになったらどれだけ楽しいだろうと思っていたので、ぴったりの一冊になりました。
楽しみながら気象のことを学ぼうと思います。
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探して楽しむドングリと松ぼっくり (森の休日)価格: 1,680円 レビュー評価:4.5 レビュー数:5 小さな子どもと公園で拾う松ぼっくりやドングリ。いろんな種類があることに驚いて、子どもにもわかりやすく写真で理解できる本はこれが一番じゃないでしょうか。葉っぱでの見分け方や、実のつき方がわかりやすいです。
ところで、この本をみてマテバシイを探してみたところ、公園や校庭で発見。スダジイと違っていかにもドングリっぽいのに、食べると甘みがあっておいしかったです。
(ちなみに、茹でるにしても電子レンジにかけるにしても、時間が経つと硬くなってしまうので、出来立てを食べました。)
子どもと一緒に身近なものに改めて感動してみてください。
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地図で読む世界情勢 第2部 これから世界はどうなるか価格: 1,575円 レビュー評価:4.0 レビュー数:6 世界の歴史を取り扱った第1部に引き続き,この第2部では紛争と環境をテーマにしています.今も世界各地で紛争が起こっていますが,地理的情報を絡めて読むとその紛争の意味がよく分かります.
特に第1部に比べて,統計データも交えたグローバルな視点となっており,ちょっと勉強っぽい感じです.内容的には今の状況を地図を使って分析しているのみで,副題の「これから世界はどうなるか」という問いには直接は答えてくれていません.本書を読んで自分で考えなさいということでしょう.
地図はどれも美しいので見ていて飽きませんし,いろいろな表現方法があるもんだと感心してしまい |
最新 天気予報の技術―気象予報士をめざす人に価格: 2,940円 レビュー評価:4.0 レビュー数:7 ・「最新」と題名にありますが、改訂版が出たのが2000年であり、ぜんぜん最新ではあり
ません。気象予報士試験は常に最新のものを買うことが大事です。題名にだまされない
ように。
・ 書かれている内容は試験の内容をほとんどカバーしておらず、穴だらけです。
・ 説明が簡略的で、固い表現です。いかにもどこかの頭の固い教授が書いたような記
述です。初心者にはちんぷんかんぷんです。
・ 実際の試験は中学レベルの数式で十分カバーできるのに、この本の数式は大学レベル
で書かれていてとても不親切です。この内容は大学 |
水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書)価格: 1,050円 レビュー評価:4.5 レビュー数:30 一定の科学リテラシーを持ち、消費者として賢く判断することの大切さを教えてくれる本。
自分も普通の浄水器と、アルカリイオン整水器の違いを詳しく知りませんでしたので役に立ちました。
田舎育ちの自分にとって、都市の水は本当にマズく(今はかなり改善していますが)、
おいしい水を飲みたいというのは切実な思いです。
やっと満足できる浄水器に出会うことができましたが、それがこの本にあるようなまがい物でなくてホッとしています。
一つ気になったのは、
・ミネラルウォーターよりも水道水のほうが水質基準が厳しい
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